「馬鹿め。本当に、俺の美しい処置をぐちゃぐちゃにしやがって。許さんぞ」 「えーん」 「何が、えーんだ。もっと泣かせてやる。痛いぞ、きっと」 「ひどい」 顔を見合わせて笑い出した。 あかりは特別室から二人の笑い声が聞こえてほっとした。 紫のあんな状態を初めて見たし、光琉の必死な様子も久しぶりに見た。兄と妹のようにじゃれ合う二人を温かいまなざしで見つめてきた。やっとここまで来た。そう思った。 ようやく、頬がふっくらして体重が多少戻ってきた。