「あ、開会式始まりそうだね」
グラウンドで思い思いに動いていた選手たちが動きを止めて整列し始める。
「あっ!三笠先輩こっち見ないかなぁ」
ギャラリーを見上げてキョロキョロしている。
もしかして、私を探してくれてるのかな?
手、振ってみようかな…?
人違いだったらはずかしいけど…。
でも、せっかく見に来たし…。
勇気を出して手を振ってみる。
違ったら違ったでいいや、と腹をくくって。
すると、遥斗先輩とバッチリ目が合い、笑顔で振り返してくれた。
キャーー!とスタンドが湧き、苦笑いを浮かべる遥斗先輩。
“頑張って”と口パクとガッツポーズで伝えると、口パクで“ありがと”と返ってきた。
ザワザワするギャラリー。
唖然としている周囲。
…しまった。
めちゃくちゃ目立つ行動を取ってしまった…。
「三笠くん彼女いたんだ…」
「あの子じゃない?前の方に座ってる茶髪の子」
「あの子って一宮乃蒼ちゃんだよね?あの有名な」
「あー、一宮さんかぁ」
「一宮さんには勝てっこないよね」
「一宮さんなら諦めがつく」
周りからの視線が痛い…。
グラウンドで思い思いに動いていた選手たちが動きを止めて整列し始める。
「あっ!三笠先輩こっち見ないかなぁ」
ギャラリーを見上げてキョロキョロしている。
もしかして、私を探してくれてるのかな?
手、振ってみようかな…?
人違いだったらはずかしいけど…。
でも、せっかく見に来たし…。
勇気を出して手を振ってみる。
違ったら違ったでいいや、と腹をくくって。
すると、遥斗先輩とバッチリ目が合い、笑顔で振り返してくれた。
キャーー!とスタンドが湧き、苦笑いを浮かべる遥斗先輩。
“頑張って”と口パクとガッツポーズで伝えると、口パクで“ありがと”と返ってきた。
ザワザワするギャラリー。
唖然としている周囲。
…しまった。
めちゃくちゃ目立つ行動を取ってしまった…。
「三笠くん彼女いたんだ…」
「あの子じゃない?前の方に座ってる茶髪の子」
「あの子って一宮乃蒼ちゃんだよね?あの有名な」
「あー、一宮さんかぁ」
「一宮さんには勝てっこないよね」
「一宮さんなら諦めがつく」
周りからの視線が痛い…。


