「先生」って呼ばせないで

「いくら乃蒼の頼みでもそれはちょっとなー」


「なんでもするから!」


「なんでも?じゃあ勉強しな?明日テストだろ?」


「……お兄ちゃん嫌い」


LINEぐらい教えてくれたっていーじゃん…。


廉くんともっと話したいよう。


「廉のことそんなに好きなの?」


「そりゃ好きだよ!私の永遠の推し」


あんなにカッコいい人、出会ったことない。


もちろん遥斗先輩もカッコいいけど、廉くんは別格。


私にとっては、皆が騒いでるアイドルたちと同じレベルで大好きな推しだ。


「廉と付き合いたいってこと?」


「そんなわけないじゃん。推しだよ?推し。付き合うだなんておこがましすぎるよ」


ただ仲良くできればそれで大満足。


「さっきからその“推し”って何?意味わかんねーんだけど」


廉くんにも通じなかったから、お兄ちゃん世代の人には無い感性なのかなぁ。


目の保養というか、心のオアシスというか。


とにかく廉くんは私の癒しだ。


「兄として忠告しておくけど、廉はやめといたほうがいーよ」