「廉と夏音は大学時代も大きなトラブルもなく付き合ってて、就職活動の時期は結婚前提でお互い動いてた。廉からも社会人になって3年か4年したら結婚するつもりだって聞いてたし、夏音もその気だった」
結婚…。
廉くんにとって夏音さんは結婚したいと思うほどの存在だったんだ。
「じゃあなんで…」
なんで別れちゃったのかな…。
「…廉は採用試験に受かって教師に。夏音は第一志望の広告代理店に、それぞれ就職した。乃蒼はまだわかんないかもしれないけど、教師も広告業界も激務なんだよ。お互い忙しくて、全然会う時間もとれなくなっていって」
そっか。
学校の先生って忙しいんだ。
広告代理店が何なのかはよく分かんないけど、難しそうだし忙しそうなのはお兄ちゃんの口調からよくわかった。
「夏音は廉と会う時間がもっとほしい、会いたい、会いたいってずっと言ってた。でも廉は、忙しい、睡眠時間を確保したいって言っててさ。俺が間に入って仲を取り持とうとしたこともあったんだけど、廉は仕事があまりにも忙しくてそれどころじゃないってずっと夏音との時間を避けてた。夏音は次第に“会いたい”って言うこともなくなっていって、我慢するようになった」
結婚…。
廉くんにとって夏音さんは結婚したいと思うほどの存在だったんだ。
「じゃあなんで…」
なんで別れちゃったのかな…。
「…廉は採用試験に受かって教師に。夏音は第一志望の広告代理店に、それぞれ就職した。乃蒼はまだわかんないかもしれないけど、教師も広告業界も激務なんだよ。お互い忙しくて、全然会う時間もとれなくなっていって」
そっか。
学校の先生って忙しいんだ。
広告代理店が何なのかはよく分かんないけど、難しそうだし忙しそうなのはお兄ちゃんの口調からよくわかった。
「夏音は廉と会う時間がもっとほしい、会いたい、会いたいってずっと言ってた。でも廉は、忙しい、睡眠時間を確保したいって言っててさ。俺が間に入って仲を取り持とうとしたこともあったんだけど、廉は仕事があまりにも忙しくてそれどころじゃないってずっと夏音との時間を避けてた。夏音は次第に“会いたい”って言うこともなくなっていって、我慢するようになった」


