俺は、悪魔と契約を交わした。
どのぐらい前のことだろうか。
俺が大人になって…生きるのがどうでもよくなって死にたくなった時にアイツがやってきた。
思えば、俺が高校3年生の就職活動の時行きたかった会社に落ち……滑り込みで苦手なホテル業に受かった。
この時から、悲劇の始まりだったのかもしれない。
高校を卒業して、ホテル業に就職。
3年間直後のこと、俺は……死にたくなって、リスカを測った。
自分の腕を切りたく、そのキズ口から血が滴り落ちてくる。
その血は、冷たくて甘くて美味しかったのを覚えている。
その時、悪魔と契約を結んだのかもしれない。
幾分時日が流れ、気づけば……
「おい、久崎」
「なんだよ」
「人間狩り行かねぇ?」
「はぁ?お前1人で行ってこいよ」
「お前な、俺と契約結んだんだろ?付き合えよ」
「……ッチ、わーかったよ」
俺は悪魔と共にいる。