朝、先生が俺を見つけ病院へと搬送された。

心臓は、元通りで俺は病室で目を覚ました。


隣には、友達の竜也が涙を流して泣いていた。

「おい、どうした」

「蒼弥〜泣」

「どうしたんだよ」

「目を覚まして良かった泣」


話を聞いたところ俺は3日間姿を消していたという。


「俺が、あの時一緒に行けば良かった」

「は?本当にバイトだったのかよ」

「言ってなかった?バイトだって」

「そー……か」


竜也は、あの時本当にバイトだった。


「もう、2度と1人にさせないからね!」


竜也が、俺をハグした。


ふざけ半分の肝試しは、けしてしてはいけないよ?

幽霊に心臓を持ってかれるから。


俺は、微笑んだ。




END