「……うそ……だろ」


俺の目の前に居たのは……噂の男子生徒だったのだ。

あの噂は本当だったんだ。


「ねぇ……お前の心臓……僕に……ちょうだい?」


「ぎゃあああああああああァ"ァ"ァ"ァ"ァ"」


俺は、その男子生徒に〝心臓〟を取られた。

周りには、血が散らばって……その場に血の海が広がった。