「そんなこと言わないで、外行こ!」
私は強引に〝人形の彼氏〟を連れ出す。
外に一方出た時……
私は固まった……
いや、固まったんじゃない。
私も、人形になったんだ。
目の前には暗くて何も見えない。
暗闇で誰かの声だけが聞こえる。
「…だから、言ったのに。外に出すなと」
人形になった夕姫を見下ろしてそのイケメン店員は笑った。
「代金は貰ったよ。人形の彼氏と仲良くね」
イケメン店員は、その部屋を後にした。
人形になった夕姫は、人形彼氏の隣で涙を流した。
〝人形彼氏〟⇒別れた元彼。
「次は誰を落としいれようかな」
END
恋愛に付け込まれたら……いけないよ?