宿泊先のオーベルジュに戻ると、リナは両親と園田に絵葉書を書いた。

旅行中は敢えて、スマホの電源は切ってある。

ずっと大事にしてきた一人の時間。

自分は、一人でも生きていけると信じてきたが、やはり大切な人と生きていきたい。

今夜も月が見守ってくれている…。