「まぁ…お義父さんみたいに法律のプロじゃないから、力になれることは限られてるかもしれないけど…」

「いいのよ。私はそういう意味で言ったんじゃなくて、ついに園田くんと結婚するんだなぁ、って」

園田は照れたように小さく笑った。

そして、次は英国庭園風の式場を見学する二人。

「わぁ、素敵…!」

リナは瞳を輝かせている。

そんな彼女を見て、園田は、

「リナは、どんな式に憧れるの?」

「そうね、まさにこういう感じの庭園でのガーデンウェディングに憧れるなぁ…」

「じゃあ、そうしようか」

あまりにキッパリと言う園田を、驚いて見つめ返すリナ。