ヴァンパイアに魅せられて〜絆〜

「連れはあんたのこれか?」


値踏みをするようにマジマジと見つめ、小指を立てる。


「あぁ」


同意するリュートに肩を抱かれる。



「そりゃあ、残念だ。フリーなら一度お相手願いたかったのに……」


肩をすくめるリーヤをリュートは睨みつける。


「……おぉ、怖い、そんなに怒るなよ。冗談なんだから」