「では、其方もユニコーンもわしのために動くということで間違いないな?」
「国王陛下のお望みのままに。それにユニコーンは大地を清めるための特殊な能力があります。それを使えば、お役に立てるかと存じます」
ブリジットは可憐に微笑み、気持ちを示すためにユニコーンの隠された能力まで口にした。そこまで言うのなら、少しは信用してもいいかもしれない。
「ほう、其方に策があるというのか?」
「策というほどではございませんが……能力を最大限に活用していただきたいと思っております」
「ふむ、申してみよ」
「はい。それは——」
わしは聖女から詳しく話を聞き、策略を練った。
あの化け物を相手にするのだ。ひとつやふたつの策では安心できない。王妃にも協力させて、わしを支持する貴族どもをうまく使い追い込むしかない。
「ふむ、なるほど……わかった。それでは今後はわしから指示を出すゆえ、そちらに従ってもらおう。よいな?」
「承知いたしました」
そう言って、聖女は謁見室を去っていった。
やっと、わしが国政を取り戻せる。やっと、わしがこのヒューデントを正しく導けるのだ。
わしは武者震いに笑みを浮かべた。
「国王陛下のお望みのままに。それにユニコーンは大地を清めるための特殊な能力があります。それを使えば、お役に立てるかと存じます」
ブリジットは可憐に微笑み、気持ちを示すためにユニコーンの隠された能力まで口にした。そこまで言うのなら、少しは信用してもいいかもしれない。
「ほう、其方に策があるというのか?」
「策というほどではございませんが……能力を最大限に活用していただきたいと思っております」
「ふむ、申してみよ」
「はい。それは——」
わしは聖女から詳しく話を聞き、策略を練った。
あの化け物を相手にするのだ。ひとつやふたつの策では安心できない。王妃にも協力させて、わしを支持する貴族どもをうまく使い追い込むしかない。
「ふむ、なるほど……わかった。それでは今後はわしから指示を出すゆえ、そちらに従ってもらおう。よいな?」
「承知いたしました」
そう言って、聖女は謁見室を去っていった。
やっと、わしが国政を取り戻せる。やっと、わしがこのヒューデントを正しく導けるのだ。
わしは武者震いに笑みを浮かべた。



