以前と変わらない様子のユーリと話しているうちにすっかり火照りも治って、歓迎ムードの元同僚たちに笑顔を向けた。
「みんなも久しぶりね。元気そうでよかったわ」
「ラティシアさん、今日は手伝いなんですよね? まあ、フィルレス殿下に嫉妬されない程度でお願いします」
「あんなフィルレス殿下は初めて見ましたよ」
「でもラティシアさんならあれくらい愛されても納得だわ」
「ああ、確かにねー! 相手がフィルレス殿下なのも納得だよなあ」
私がひと声かけると治癒士たちは以前と変わらない様子で雑談を始めた。こんな風に和気あいあいとしていたと、懐かしさが込み上げる。
「ほら、そろそろ診察の準備をしろよ。騎士団の訓練が始まるから忙しくなるぞ」
「はいはーい」
「了解です、エリアス室長」
「じゃあ、ラティシアさん、また後で!」
「ええ、後でね」
エリアス室長の声掛けで集まっていた治癒士たちがそれぞれの仕事を始める。症状によっては治癒魔法だけでなく回復薬や傷薬も使うので、残量のチェックや納品物の確認、不足している薬の発注、患者様のカルテの整理など仕事はたくさんある。
「みんなも久しぶりね。元気そうでよかったわ」
「ラティシアさん、今日は手伝いなんですよね? まあ、フィルレス殿下に嫉妬されない程度でお願いします」
「あんなフィルレス殿下は初めて見ましたよ」
「でもラティシアさんならあれくらい愛されても納得だわ」
「ああ、確かにねー! 相手がフィルレス殿下なのも納得だよなあ」
私がひと声かけると治癒士たちは以前と変わらない様子で雑談を始めた。こんな風に和気あいあいとしていたと、懐かしさが込み上げる。
「ほら、そろそろ診察の準備をしろよ。騎士団の訓練が始まるから忙しくなるぞ」
「はいはーい」
「了解です、エリアス室長」
「じゃあ、ラティシアさん、また後で!」
「ええ、後でね」
エリアス室長の声掛けで集まっていた治癒士たちがそれぞれの仕事を始める。症状によっては治癒魔法だけでなく回復薬や傷薬も使うので、残量のチェックや納品物の確認、不足している薬の発注、患者様のカルテの整理など仕事はたくさんある。



