婚約破棄された王太子を慰めたら、業務命令のふりした溺愛が始まりました。2

 すやすやと眠るラティの頬に口づけを落としたけど、なんだか物足りなくて柔らかな唇も懐柔する。
 だんだん止まらなくなって、ラティを味わうように深いキスを重ねた。

「はあ……寝かせてあげたかったんだけど。ラティが魅力的すぎて止められない。ごめんね」

 本人には届かない謝罪を伝え、そのまま自分の欲望に身を委ねて最愛の妻を貪る。途中で目覚めたラティは混乱していたけど、すぐに僕のとめどない愛に飲み込まれた。

 こんなに執着して、何度も何度も僕を刻みつけて、いつか君は重すぎる愛を受け止めるのが嫌になってしまうかもしれない。

 でも、たとえ愛が憎しみに変わっても、君が僕に染まるならそれでもいい。
 どんなに君が逃げたくなっても許さない。
 僕が世界のすべてを敵に回してもラティを守るから。

 だから、どうか。


 僕の最愛——永遠にそばにいて。