「お嬢様、お待たせいたしました。念のため半径十キロメートルは魔物が出ないよう処理してまいりました」
「アレス! よかった、怪我などはないわね?」
「もちろんです。さあ、レッドベリルを探しましょう」
ロザリアはホッとした様子で、差し出した俺の右手を取った。そのままロザリアをエスコートしていると、背後で皇太子と商会長がうるさく喚き散らす。
「嘘だ! こんな短時間で魔物を倒せるわけがないだろう!」
「まさか……でも、本当に魔物の匂いがしねえぞ?」
「そんなわけがあるか! お前の鼻がおかしいに決まっている!!」
「はあ!? それこそありえねえ! 狼族の嗅覚を馬鹿にすんな!!」
このままでは素材探しができないだろうと、ため息まじりに声をかけた。
「目的はレッドベリルの採掘です。クリフ商会長お願いできますか? ハイレット殿下は最後尾にて指揮をとっていただけると助かります」
「おう! 任せとけ!」
「む、私が指揮を取るのだな。わかった」
これでうるさいふたりを引き離せたし、俺はロザリアをエスコートできる。これで順調に進むと思われたレッドベリルの採掘だったが、やはりレア素材のためかこの日は見つけることができなかった。
「アレス! よかった、怪我などはないわね?」
「もちろんです。さあ、レッドベリルを探しましょう」
ロザリアはホッとした様子で、差し出した俺の右手を取った。そのままロザリアをエスコートしていると、背後で皇太子と商会長がうるさく喚き散らす。
「嘘だ! こんな短時間で魔物を倒せるわけがないだろう!」
「まさか……でも、本当に魔物の匂いがしねえぞ?」
「そんなわけがあるか! お前の鼻がおかしいに決まっている!!」
「はあ!? それこそありえねえ! 狼族の嗅覚を馬鹿にすんな!!」
このままでは素材探しができないだろうと、ため息まじりに声をかけた。
「目的はレッドベリルの採掘です。クリフ商会長お願いできますか? ハイレット殿下は最後尾にて指揮をとっていただけると助かります」
「おう! 任せとけ!」
「む、私が指揮を取るのだな。わかった」
これでうるさいふたりを引き離せたし、俺はロザリアをエスコートできる。これで順調に進むと思われたレッドベリルの採掘だったが、やはりレア素材のためかこの日は見つけることができなかった。



