* * *



 意識が朦朧として死にかけていたとき、突然視界に女神が舞い降りた。
 俺は貴女に出逢うために生まれてきたんだと、その瞬間に理解したんだ。

 俺の唯一。
 俺のすべて。

 貴女はまだ知らない。俺の心を焼き焦がすほどの恋情を。
 ギリギリで押し込めている破滅しそうなほどの狂愛を。
 出逢ったあの日から必死に耐えているのは、ただ貴女の傍にいるためだということを。