「…ーー私も、つばちゃんが好きです」
私は言葉をひとつひとつ紡ぎながら、でも確実に想いを伝えた。
「…う、そだろ」
彼は少しの間目を丸くした後、私から視線を逸らしてうつむいた。
「えっ、つばちゃん?」
私がベンチから降りてしゃがむようにして彼の顔を下からのぞきこもうとすると、彼は自分の顔を手で隠した。
「…っおい、やめろ」
指の間から見える彼の顔は、りんごよりも真っ赤に染まっていた。
「…かわいい」
その顔を見た私の口から、その言葉が自然と放たれた。
「…っは!?」
その言葉は彼にも聞こえたみたいだった。
「つ〜ばちゃ〜ん?どうしたの〜?かわいい顔、もっと見せてよ〜」
私は彼の真っ赤な顔をもっとよく見ようと彼に近づくと、彼はやめろ!と言いながら両手で自分の顔を隠す。
「…っおい、やめろって!!」
そして、怒った彼の両手が私の両頬を挟んだ。
「…ひゅばひゃん?」



