地獄の底のその先へ

お母さんの小さな足音が聞こえて、ほっとため息をつく。
そして、ぼーっと天井を眺めて目を閉じた。



あれ…私いつの間に寝てたんだろう。
寝てるつもりなんて、なかったのに。
そう思って目を開けると、そこはまっくらでどこまでも続くところだった。
先に行けば行くほど、濃い灰色からまるで黒い絵の具で塗りつぶした色へと変わっていく。
なぜか吸い込まれそうな、まっくらなのに暗くない、そんな場所だ。
そして、私はベットにごといることに気づく。
その後に、私は上を見ていることに気がついた。…天井がないのだ。
ゆっくり起き上がると、本当に何もない、とても薄暗い場所だった。