地獄の底のその先へ

予定よりも早くついてしまって、近くのベンチに腰掛ける。はぁ…疲れた。

「えっ?待って、ぶりちゃんじゃな〜い?なんか、ちょっと言いづらいけどブサイクになった〜?」

「キャハハ!ちょっと、ぶりちゃんだってこんなところで恥ずかしいでしょぉ?やめなよ〜?」

…っ。うそ…でしょ…?
やだ…やだやだやだやだやだやだやだ。
ガクガクと膝が震えているのがわかる。
隣町の隣町の隣町の隣にいるはず、なのに。

「あはは。そうかな?」

乾いた笑みを浮かべるけれど、ずらずらとお面がずれるのがわかる。