嫌なフラッシュバックが起こり、私は頭を抱えた。 そんな私の頭を城内君がそっと撫でる。 それでフラッシュバックが消え、顔がぼっと熱くなる。 見上げると、相変わらず笑顔の城内君がいて、 「いってきます」 そう告げて、ゆっくりした足取りで騒がしい工場へ入っていった。 城内君を助けたいと思うのに、身体が言うことを聞かなかった。 あの太陽みたいな笑顔を、失いたくないと心から思った。