「城内さん、落ち着いて」 守山さんの声で、城内君がはっと我に返って気まずそうな顔をする。 そして守山さんは続けた。 「確かに僕はフルボッコにされましたが、城内さんなら大丈夫です。 矢田さんが行っても、きっと城内さんがいたら大丈夫です」 会議室がざわっとする。 そして守山さんは慌てて付け加えた。 「だって、城内さんは昔、空手の全国大会に出ているでしょう?」 「ぜ、全国大会!?」 私は思わず飛び退いていた。