人々は驚いて私を見た。
そして、橘さんが立ち上がる。
「僕が行きます。
城内さんの言う通り、女性は駄目でしょう」
その言葉にホッとしてしまったのは言うまでもない。
それなのに、
「矢田さん?
……女性のうちに入りませんよ。
てか、男女平等でしょ?」
なんて春田さんが言う。
この人はどこまでデリカシーがないんだろう。
そして分かっていたけど、私は女性として見られていないんだと思い知る。
そんな春田さんに向かって城内君が、
「おい!!」
思いっきり睨む。
ざわついていた会議室が、一瞬で静まり返った。
そして私もゾクっとしてしまう。
城内君は好青年だが、今の城内君はまるで……



