城内君は慌てて言う。 「橘の妻、幼なじみなんだよ。 何もない、ただの幼なじみ」 そうなのか。 一人パニックを起こして慌てていた私が愚かだ。 余計に恥ずかしくなる。 こんな私の手を不意に握り、 「もしかして、妬いてた?」 いたずらそうに言う城内君。 いつも通りの明るい城内君。 これでようやく平常運転なのかとホッとする。 ……が、 「そういうとこ、可愛い」 どうやら、彼女になると甘々に変身するようだ。