余裕な私は何気なく遠くを見た。
そして、建物の陰に隠れそうな二人の姿を捉える。
その姿を見た瞬間、雷に打たれたような衝撃が走った。
清楚なワンピースを着た、ふわっとした髪をした女性の後ろ姿。
彼女を見るだけで、可愛くておしゃれな女性だとすぐ分かる。
そんな女性の隣にいるのは、見慣れた城内君だった。
いつものスーツの上にパーカーを着て、通勤鞄を背負っている。
彼を見た瞬間、ずきんとした。
だって城内君は女性の背中をそっと押し、店の中に入っていくから。
この辺りでは有名な、おしゃれなスイーツ専門店だ。



