過去のことは思い出したくもなかったが、城内君をはじめとするみんなのおかげでようやく前向きになれそうだ。 そして、毎日がこんなにも楽しくてドキドキするなんて、初めて思った。 「ねー、里緒ちゃん」 守山さんが聞く。 「里緒ちゃんって、前の彼氏が元ヤンだったから別れたんでしょ?」 守山さんがなんでそんなことを知っているんだろう。 そして彼は、相変わらずズカズカ土足で踏み込んでくるのだ。