真っ赤な私となんだか紅い城内君。 そんな私たちの間に、 「城内さん!! やっぱりこの人、彼女なんですね!!」 新しい声がした。 まだまだドキドキする私は声のほうを見て凍りついた。 だってそこにいるのは、この前工場で会った、作業着を着た工場のリーダーだったから。 リーダーと言っても、城内君の後輩だ。 城内君が何か話す前に、彼はまた口を開く。 「やっぱり城内さん、美人には目がないですねー」 ……は!?美人!? 「それに相変わらず手が早い!! 一人くらい紹介してくださいよ!」 「……おい」