素敵後輩の隠し事





ドキドキしてくらくらして、よろめいてしまった私。


「だ、大丈夫ですか!?」


城内君は慌てて私を抱き止めた。

その大きい腕に抱かれ、真っ赤な顔で城内君を見上げると……彼もなんだか紅い顔で私を見下ろしていた。



「すっ、すみません!!」


慌てて私を離す城内君。

動けない私はその場に崩れ落ちた。



最悪だ、なに城内君に酔っているんだろう。

だけど城内君に触れられて、すごく嬉しかった。

ますます好きになってしまった。

好きになっちゃいけないと思うのに。