そのまま階段を降りていると、 「城内!」 聞き覚えのある声がした。 城内君と振り向くと、後ろには城内君と同じように白いシャツの上に作業着を羽織った橘さんがいる。 城内君と同じく、爽やかで優しげな顔でこっちを見ている。 「とうとう同じ仕事になっちゃったね。 矢田さんに迷惑かけちゃだめだよ?」 橘さんってマイナスイオンがすごいなぁ。 こんな癒し系なのに、仕事はテキパキ出来るんだから。 ぼーっと考える私の横で、城内君が言った。 「は?何言ってんだテメェ」