私の言葉に、 「ごめんごめん、冗談だよ」 守山さんは謝る。 「冗談だけど…… 僕、野球部だから、ソフトボール大会負けないよ」 「なんかもう、すっごく守山さんを打ち負かしたい気分です」 思わず言ってしまった。 そしてまた、なんてことを言っているのかと驚く。 守山さんは笑いながら告げる。 「でもまあ、里緒ちゃんになら特別に打たせてあげようかなぁ〜」 もう! 本当に舐め腐っているんだから!