「なあなあ、淳も神木君もやめなよ」


割って入った智樹に、

「神木じゃねぇ!!」

橘が突っかかる。

橘も本当に大馬鹿だ、智樹はわざと言っているのに。

智樹はいい気になって続ける。



「矢田さんのことは大丈夫だって。

だって、矢田さんは僕がもらうから」




もう……どいつもこいつも!!