そんななか、 「城内君!」 遠くから、同じ部署の先輩が彼を呼ぶ。 「何してんの? ソフトボールの練習するって約束でしょ?」 「やべっ。忘れてた」 城内君は小声でそう言い、 「すみません!すぐ行きます!!」 先輩に大声で返す。 そして、 「すみません、矢田さん。 僕、ソフトボール大会の練習しないと。 橘、矢田さんを頼む!」 なんて言って、慌てて先輩のほうに駆けていった。