「大学に入って変わったつもりだった。 だけど昔のことでふられたり引かれたりして……あー、やっぱり過去のことは消せないんだな、と思いました。 だから僕は、誰も知り合いがいない遠い会社に就職したのですが……」 橘さんや守山さんがいたんだ。 だけどあの二人は、城内君がどうであれ彼のことを受け入れている。 そんな友達がいて、城内君がすごく羨ましい。 そして、友達が離れていかなかったのも、城内君が本当はすごくいい人だからではないのか。