「お兄様、大学終わってからこっちに来てくれるって」


「大学終わりに申し訳ないな。でも明日とか待ってたら被害は大きくなってるかも知れねぇしな」

「助かったー」

みんなソファに項垂れる

肩の力が抜けたみたい


「姫華、ちょっと来て」

「どうしたの?」

私が呼ばれたのは総長室だった

「どうしたの?わっ」

なんか、顔近くない?

私は鮎川くんの膝に載せられてる

「良かった。姫華と豪さんがいてくれて良かった」

鮎川くんの頭を撫でる


力強く離さないよと言うみたいに抱きしめられた

ほんとにお兄ちゃんいてくれて良かったよ