「学校行ってきマース」


楓月高校をめざし、歩いてると前方に鮎川くんがいた


「お、姫華…」


楓月高校に入学して何ヶ月経ったっけ?

あ、まだ2ヶ月か


「今日放課後、楓鈴のみんなに話したいことがあるの」


「話したいこと?」


季節はすっかり夏だ


私と鮎川くんは横に並んで登校する


「うん、話したいこと」

「お前がそう言うなら…」

私の言いたいことは分かったようだ