これは今から10年前の私がまだ5歳くらいの頃
この時はまだ屋敷というとてつもない屋敷に住んでた頃の話
┄┄「お嬢様、ダメですよ。また抜け出してー。旦那様と奥さまに怒られるのは私なんですから」
「ねぇ、ばあや。外ってどうなってるの?」
「姫華お嬢様、外はとても危なくて危険がいっぱいなんですよ?だからもう少し大きくなった時に、いいえ、初等部上がる頃にはお外へ出られますから」
私がばあやと外を眺めていると学校帰りのお兄様と運転手の人が見えた
「あ、姫華、また庭へ出ようとしたのか。姫ちゃんは少しだけ身体が弱いから、部屋で寝てなって言ったのに、もう、仕方ないな。姫華は」
「お兄様〜、おかえりなさーい」
お兄様は10歳で、初等部5年生だった
親が過保護なのは今に始まったことではないけど
私は体が弱いため、庭への外出はあまり許されていなかった
お兄様は私を抱っこすると、応接間へ
客間にはたくさんの絵本があったから、まだそんなに平仮名が読めない私の代わりにお兄様が読み聞かせをしてくれた
この時はまだ屋敷というとてつもない屋敷に住んでた頃の話
┄┄「お嬢様、ダメですよ。また抜け出してー。旦那様と奥さまに怒られるのは私なんですから」
「ねぇ、ばあや。外ってどうなってるの?」
「姫華お嬢様、外はとても危なくて危険がいっぱいなんですよ?だからもう少し大きくなった時に、いいえ、初等部上がる頃にはお外へ出られますから」
私がばあやと外を眺めていると学校帰りのお兄様と運転手の人が見えた
「あ、姫華、また庭へ出ようとしたのか。姫ちゃんは少しだけ身体が弱いから、部屋で寝てなって言ったのに、もう、仕方ないな。姫華は」
「お兄様〜、おかえりなさーい」
お兄様は10歳で、初等部5年生だった
親が過保護なのは今に始まったことではないけど
私は体が弱いため、庭への外出はあまり許されていなかった
お兄様は私を抱っこすると、応接間へ
客間にはたくさんの絵本があったから、まだそんなに平仮名が読めない私の代わりにお兄様が読み聞かせをしてくれた