「総長〜、たまには外食でもどうかって姫ちゃんがー」

「お?外食?外食…」

「ダメならさ、誰かが買い物行ってここで食べることでもいいんだけど」

私が慌てふためていると


「わかった!行こっか!」


「え、あ、いいの?やった!」


私が喜んでると、鮎川くんに頭を撫でられた

「え、」

「あ、なんでもない。行くぞ」


私の頭になっていた手はパッと離れた

階段をおりてみんなバイクに跨ってるけど、私はどこに乗ればいいの?


「あ、姫ちゃんは俺の後ろ!」

と言って鮎川くんにひょいと軽々と持ち上げて後ろへ私を乗せた