男子校のお姫様は総長に甘く迫られました

「姫華、琉弥は元気か?」

「うん!あのね、琉弥お兄ちゃん、今彼女がいるんだ」

羨ましいくらいにラブラブなんだよね


「そっか!今は別々になってしまったけど、またそのうち一緒に暮らせるように頑張ろうな」

「うん」


「あの、おふたりさん、話を進めてもよろしいでしょうか?」

「あ、忘れてた」

そう言えばお兄様、メガネをしている


「姫華ちゃんに、楓鈴のお姫様になってもらおうと思ってて、その話をしていたところなんだ。でもまだ直ぐに答えは出さなくていいから。ゆっくり考えて」

「わかった」

「じゃあ…話し合いも済んだということで、皆でぱぁーとやりますか」

「えー?」

そう言うとみんなは立ち上がって、幹部室のドアを開けた