男子校のお姫様は総長に甘く迫られました

「向陽くんがいなくて」

「あ、向陽…もうすぐ来ると思うよ」

「まぁ、まずは座ろうぜ」

と、鮎川くんに促されるまま隣に座った

エスコート姿はまるで紳士だった


「なぁ、久留米、お前初めてあった気がしねぇんだけど」

「えー?誰かの空似じゃない?」

鮎川くんは私の頭を撫でたり髪の毛をすくったりしてる

「まぁいいか」

鮎川くんは諦めたように前を向いた

「久留米、いや、姫華、今日お前をこの場に呼んだのは話があるからなんだ」

「話?」

「あぁ、落ち着いて聞いて欲しいんだ」


「姫ちゃん、ごめんね?突然アジトに呼び出してしまって」

「ずっと前から姫ちゃんのこと気になってたんだ!」

私はみんなの声に耳を傾けた