男子校のお姫様は総長に甘く迫られました

「向陽くん、可愛すぎでしょ?」

「そういう姫ちゃんだって可愛いよ?」

向陽くんは本当に同い年だろうか?

私より大人びててかっこいいよ?


「よし、次どこ行く?」

「さっきクレーンゲームしたいっていってなかった?」

「あ、そうだっけ?忘れてたよ」

私と向陽くんはあるクレーンゲームの前で立ち止まった


「あ、姫ちゃんが好きそうなぬいぐるみだ!ちょっと待っててとったげるね」

向陽くんはお金を入れるとアームを動かし、ぬいぐるみを一発で取った

「え、凄っ!」

「はい、イルカのぬいぐるみ!好きだったでしょ?」


「ありがとう!覚えてたの?」


「うん!」


水色のイルカのぬいぐるみはすごく可愛くて、抱きしめたほど