「ねぇ、今度さ、旅行行く時は姫ちゃん連れてっていいでしょ?」

「ん?いいけど、おれは?」


「女子同士で話したいこともあるからさ、りゅーとはまた今度ね」


「莉緒ちゃんと旅行!?やったね!」

てか、お兄ちゃんの料理うまっ!


「ほんと、りゅーって料理上手だよね。私も見習いたいわ」

莉緒ちゃんはポテトサラダをつまみながら、ぼそっと呟いた

「まぁ俺が教えてやるから、落ち込むなって」


『やったね!』


料理を食べ終わると、私は莉緒ちゃんから止まらないくらいの旅行話を聞いた


「それでね?」


「えー、そうなの?」


そう言えばお姉ちゃんは知ってるのかな?


楓鈴のこと!


今度聞いてみようかな