男子校のお姫様は総長に甘く迫られました

虎汰郎くんは後で2人になった時に渡すとのことで、先に

「ひろむ〜、ちょっとこっち来て」

ひろむは戸惑いながらも私の手を取った

虎汰郎くんも席を立った

幹部のみんなも優芽美もアタマに『?』を浮かべてる

「中学の時、1年間だけ総長で、その短い期間だけど総長専用ソファに座っていたから、久しぶりに座らせたらどうなるかなと」

「さっき耳打ちしてたのはこの事だったんだ?」

私は颯人くんの方を向いて頷いた

「中学の時みたいにしてしてー」

私がひとつ提案をすると、ひろむはそれに従った

中学の時、ひろむは前かがみになって手は膝の上で、そして真剣な眼差し


まさに私が中学の時見てきたひろむの姿そのままだった


「やっぱり虎汰郎もソファに座って?2代目と3代目が並んでるのってレアじゃない?」

「じゃあ、姫華も座りなよ」

優芽美に言われたけど、私はいいやと拒否をした