男子校のお姫様は総長に甘く迫られました

「私も好きだよ。鮎川くん」

小声だったけど聞こえたかな


「……ホントか?ほんとのほんとに?」

「ほんとだよ。嘘言うわけないよ〜」

おちゃらけた感じで言ってるけど、心臓はドキドキいってる

「姫華、嬉しい。キスしていい?」

「返事なんてとっくにわかってるくせに」


私は照れながらも鮎川くんのキスを受けいれた


「てれるね」

「あぁ、キスなんて初めてした」

「えっ、そうなの?」

照れから俯いてたけど、驚いて顔を上げちゃった


本当だと言わないばかりの鮎川くんの顔

本当なんだなと確信した