男子校のお姫様は総長に甘く迫られました

私は裕真から離れると手を掴んで立ち上がらせた


「俺、もう全て話す。捕まることも覚悟してる。だから」

「分かった。けど出てきた時今度こそ仲良く出来そうだ、俺はそう感じた」


「うん、ねぇ、楓鈴にもいつか遊びに来てよ。楽しいよ?」

裕真は幹部に支えられながら、何とか立ってる

「鮎川、ありがとう。こうでもされないと俺は正気には戻れなかったと思う」

「というかお前の脳みそ自体馬鹿だし?どう育ったらそんな感じになるんだよ」

総長同士なにやら話が盛り上がってる

「姫華、ありがとう。あと、学校が荒らされたことも全部謝る。ごめん」


「姫ちゃん、ごめん!」


Streamのみんながいっせいに私に頭を下げてきたから私は一瞬戸惑ったけど


「教科書のことはそりゃー、ショックだったよ?でもそれくらいで怒るかなー?学校荒らすなんてそんな事もうダメだよ?まぁ、一発殴らないと気が済まないかもねー」


これは本当のこと、本当に一発だけ入れてもいいよね?