「そんな、幼なじみに再会したことはあったけど、告白なんてもってのほかだよ」


私はジュースを飲みながらそんなことをつぶやく


「えー、告白されてないの?まじで?」

優芽美は前のめりになりながら大声を出した


「ちょ、優芽美声大きい!」

私は優芽美の口を塞ぐように前に出した

「あ、ごめん。でも男子校なら告白されまくってー、それで取り合いとかしちゃってー…とかないの?」

優芽美は何やらよからぬ妄想をしている


「そんなんじゃないよ〜、あ、でも数人の男子には鮎川くんって子と一緒にいるとヤキモチは焼かれたけどね」


「それだよ。それ!まさに優芽が言ってたのはそういうことだよ」


優芽美は人差し指をビシッとして、探偵の人みたいな仕草をした