フユノサクラー真冬の夜、恋の桜が舞ったー

=ナカマ達、激論す⑤=



コンボイ:なるほど…。最初にボールを投げなきゃ、そのまま何も変わらない、始まらないか…


ラッセル:とは言え、マッキの発信はポジティブだったってことだから、みんなもボールを思わず返していったって訳だよな。それが代表の押しつけあいで終わるようなネガティブなもんだったら、こうはムリだったろうしな


コンボイ:ならよう、マッキの投げたボールは、皆の心理を突いた誘いダマだったんだなあ、ハハハ…


クズコ:それも見事なね


ー全員、腹を抱えて大笑いするー


***


デスオ:では、りゅーじんの指摘した”発信”ってアクションは人を動かす、膠着状況を突破するパワーパーツってことになりますかね?


ラッセル:うん…、”発信”って言葉、これからの討論ではキーワードだろう


マッキ:ちょっと本題から逸れちゃうかもしれないけど、私の当初の行動…、仮に他のグループの人達だったらどうだったかなって…。今日もさ、由紀奈に草食組がバラバラでって相談受けてさ…。要は、私の投げたボール、この6人だったからちゃんと跳ね返ってきて、その結果、見事にナカマになれちゃったんじゃないかって…


ナツメロ:でもさー、自分で言うのも何だけど、私なんかクラスん中でもトップレベルの自己チュー人間だと思うよ。それに比べれば、肉と草なんか、素直でおとなしいのが結構そろってると思うけどなあ…


コンボイ:ハハハ…、ナツメロ、お前は別格にしても、ここのメンツ、全員ワガママ、自己チュー揃いだって


全員:ガハハハハ…