フユノサクラー真冬の夜、恋の桜が舞ったー

=とりあえずとす…⑩=




「何はともあれ、とりあえずってとこ、持って行けたじゃん。まあ、アンタもスゲーって、マッキ。はは…」


由紀奈はポテトをかじりながら、ハイテンションだった


「そもそもさ、ナツメロとクズコのクセ女二人をマッキがまとめて畳んじゃったのをさ、りゅーじんクン、目の当たりにしてだもん。彼…、”おお、やるじゃん。ならオレも一肌脱ぐか”、ってとこだったんじゃないのー」


「うーん…。まあ、よかったのかな。結局、私が代表ってことにはなったけど…」


「確かにさ、私の草組は荒川さんが率先で代表引き受けてくれたし、肉組も中谷君が立候補でさ、こっちはお気軽なもんだけど…。第一さ、その二人、デキてるらしいから、申し合わせ済ってことかもね」


”わー…、やっぱ、荒川さんが、学年一の秀才中谷君とラブラブロードって、本当だった訳なの…?”


***



「まあ、あの二人、目もくれず勉強一筋って見えても、なかなかソツないよね。ナツメロじゃあないけど、素敵な恋したいよ、私もそろそろさ…」


「ハハハ…、でも、ナナボシ先生には笑えたよね。”あなたたちは、恋に発情する年頃ですから…”って…。もう、吹き出しちゃったし」


「あれ、名言だわ。私も”発情”してるし、マジ…」


確かに由紀奈はマジ顔であった…