そのあとは、クラスメートの監視付き。去年逃げたことを知ってるクラスメートがたくさんいたみたい」 「その展開、朝陽くんらしいというか、なんというか」 茉由ちゃんと一緒にくすくす笑った。 「じゃあ、ついでに朝陽くんのクラスにも言ってみようか」 茉由ちゃんが時計を見ながら言った。 「今度は11時30分から売り子だよね。それまでまだ1時間あるから、たくさんのクラスをまわれるね」