みんな3年生なのかな? そう思っていると、スッと一瞬あたしの肩を抱いた朝陽くんが、階段に向かって歩き出した。 う、わぁ。 一瞬だったけど、一瞬だったけど! 朝陽くんに肩を抱かれてしまった。 これが茉由ちゃんの言ってたへんなことなのかな? だったら、あたしにとってはうれしいことだよ。 心の中で茉由ちゃん向かって話しかける。