校舎内に入ると、いつもとはうって変わって、シーンと静まり返っている。普段なら騒々しい廊下も、今日は息をひそめたように静かだ。
あとは自分のクラスの教室へ行って、私のミッションはもうほぼ終わりのようなもの。自分の席に忘れていったプリントを取って帰るだけ……のはずだった。
「……」
だけど……私が教室に入ると、私の隣の席に誰かが座っていて、こっちに振り向いた。
「えっ……」
隣の席の人は、入学式の日からまだ一度たりとも登校していない。それなのに、こんな休日に学校へ来て、その人が誰なのか初めて知るなんて。
……うそ。
私はその振り向いた人と目が合い、固まってしまった。相手は男の子。でも男の子だから固まったんじゃない。その男の子のことを、私は知っていたから。
あとは自分のクラスの教室へ行って、私のミッションはもうほぼ終わりのようなもの。自分の席に忘れていったプリントを取って帰るだけ……のはずだった。
「……」
だけど……私が教室に入ると、私の隣の席に誰かが座っていて、こっちに振り向いた。
「えっ……」
隣の席の人は、入学式の日からまだ一度たりとも登校していない。それなのに、こんな休日に学校へ来て、その人が誰なのか初めて知るなんて。
……うそ。
私はその振り向いた人と目が合い、固まってしまった。相手は男の子。でも男の子だから固まったんじゃない。その男の子のことを、私は知っていたから。



