そのギャップは、恋の始まり!?

「お姉ちゃんとだと喧嘩にもなんないじゃん……」

「うわ~、言うね~! いつも私が折れてやってんでしょ~が」

「口喧嘩で勝ったことないくせに」

「だから、負けてあげてんの! ってそんなこと今はどうでもいいけど」

 姉とだと喧嘩にもならないのは事実。
 でも、もしかしたら……本当に姉の言うとおりなのかもしれない。私のために折れてくれてる可能性は無きにしも非ず。
 
 何だかんだで、できた姉なのだ。私は勝てない。何をもってしても。

 私は朝ごはんだけ食べて、そそくさと家を出た――。